自動売買と裁量トレードの違いについて知ろう!

システムトレード(シストレと略されることも)といって、その最も大きな特色とされるのが、あらかじめ決められた売買ルールに則って機械的・自動的にトレードを行うことです。

それと対の関係にあるのが裁量トレードと呼ばれている手法です。手法というと少々おおげさですが、要するに、自分自身の裁量・判断によって、自分の手でトレードを行っていくことをいいます。

ではシステムトレードと裁量トレード、いったいどちらが優れているのでしょうか。

システムトレードと裁量トレードの特徴

・自動売買(システムトレード)
最大の特徴にして最大のメリットとされるのが、あらかじめ設定された売買ルールに従い、機械的に取引を行うことです。人間には感情があります。いくら冷静に取引をしているつもりでも、どうしても欲がでたり怖くなったりしてしまうものです。こうした感情の移ろいが、当初の計画とは違った方向へ誘導し、失敗に終わってしまうといったことはよくあることです。
コンピューターにはこうした感情のブレといったものがないので、ルールどおり機械的にトレードを行ってくれます。

また、システムトレードでは過去のデータによるバックテストでシステムの検証が出来たり、トレードを完全に自動化することも出来ます。自動化によって時々刻々と変化する相場に一喜一憂する精神的負荷も軽減され、また空いた時間をチャート分析などに有効利用することもメリットといえるでしょう。
ただしシステムトレードの弱点は、構築されたシステムが過去のデータに依拠している場合が多いために、相場が特殊な急変をすると、その対応が難しいという点です。

・裁量トレード
決められたシステムに機械的に従うシステムトレードに対して、裁量トレードは個人の判断にすべてが委ねられます。その特徴として一般によくいわれるのが、希望的観測や不安といった個人的感情が多分に影響し、冷静な取引が出来なくなってしまうというデメリットです。

しかしその反面、裁量トレードには過去の相場には前例のない、もしくは非常に特殊な相場変動が起きても、自身の裁量によって臨機応変に対応できるというメリットもあります。
また、システムトレードはテクニカル指標、裁量トレードはファンダメンタル指標によって取引を行うという認識が多くの方にはあるようですが、これには少々語弊があります。

裁量トレードを選ぶトレーダーは、なにも世界情勢ばかりに注意して取引しているわけではありません。ちゃんとテクニカル指標の知識を持ち合わせた上で、ファンダメンタル分析を行っているのです。システムトレードvs裁量トレード=テクニカル指標vsファンダメンタル指標と考えると誤った認識をもってしまうので注意が必要です。

結論としてはシステムトレードと裁量トレードではどちらが優れているの?

いったいどちらが優れているかと問われても、どちらか一方に軍配をあげることは難しいかと思います。
ただ総評としてひとついえるのは、初心者はシステムトレードを選ぶべきでしょう。しっかりとした相場観を身につける前に、場当たり的にトレードを行うのは難しいかもしれません。

まずはシステムトレードで相場の空気や流れといったものを感覚的に叩き込む。その後、自分の勘に自信をもてるのであれば裁量トレードにシフトするのもよいでしょう。

分析力が鍛えられる裁量トレードという選択肢も

システムトレードに対し、裁量トレードは自身の感覚と判断で取引を行うことが出来ます。初心者であるからこそ、まず実戦的に知見を養いたいという方にはGMOクリック証券もお勧めです!

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